家計簿をつけていると、月末に収支を締める際に「数字が合わない…」と悩む方は多いです。
つばめつばめも、数十円~数千円単位で合わずイライラした経験があります。
実際、2015年に株式会社マネーフォワードが実施した「家計簿に関する意識調査」でも、家計簿を続けられない理由の1位は「面倒だから」、次いで「完璧に記入できず挫折」となっています。
この記事では、ズボラでも家計簿を続けるために
- 家計簿の金額が合わない時の考え方
- 金額が合わない原因と対処方法
について分かりやすく解説します。
また、家計簿をラクに続けるコツを知りたい方は、家計簿が続かない5つの原因と対策もあわせてチェックしてください。
家計簿の金額が合わなくても大丈夫!誤差よりも支出の傾向把握が重要


「家計簿の数字をピッタリ合わせなければ…」と意気込んでいませんか?
理想は収支と口座・財布の残高が完全に一致することですが、そこに時間をかけすぎると本来の家計簿の目的を見失ってしまいます。
つばめ家での家計簿の目的は、
「無駄使いの傾向を把握し、支出を削減すること」です。
つまり、数十円程度の誤差よりも、以下の分析が重要です
- 毎月、何にどれくらい使っているのか?
- その支出は本当に必要だったのか?
- 支出を減らす余地はあるのか?
さらに、以下の確認も重要です
- 毎月の収入内で生活できているか
- 毎月どれくらい貯金できたか
まずはこちらの把握に注力しましょう。
家計簿の数字が合わない原因4つと簡単にできる対策方法


家計簿の金額が合わない原因
- 記入漏れによる誤差
- クレジットカード明細を確認していない
- 記入・計算ミスをしている
- 支払い時にポイントを利用している
順に、対策方法と共に解説していきます。
①記入漏れによる誤差
- 現金で支払った時(お祭りなどの出店、自動販売機など)
- レシートを紛失した時
このような場合に支出の記入漏れが起こりやすくなります。
対策方法
レシートは必ずもらう
レシートがあれば、支出の金額と項目をすぐに確認できます。
家計簿への記入がスムーズになり、数字のズレを減らせます。
レシートがない支出はスマホでメモ
屋台や自動販売機などレシートが出ない支出は、後で忘れやすいです。
支払い後すぐにスマホのメモやLINEで金額と内容を記録しましょう。



つばめは、LINEのメモ機能や、旦那とのLINEを使って支出を簡単に記録しています。
週に1度は家計簿の記入を行う
月に1回だけの記入すると、レシートを紛失したり、現金支出を忘れることがあります。
週に1回まとめて記入すると、支出の漏れを防ぎやすくなります。
②クレジットカード明細を確認していない
店頭でクレジットカードを使った場合はレシートを受け取れるため、家計簿の記入漏れは比較的少なめです。
しかし、ネットショッピングではレシートが出ないため注意が必要です。
家計簿を始めた当初は、ネットショッピング関連の記入漏れで金額が合わないことが多くありました。
対策方法
ネットショップの購入履歴を確認
購入履歴をチェックすることで、いつ・何を・いくらで購入したかが一目で分かります。
家計簿記入前に確認して漏れを防ぎましょう。
クレジットカード明細を確認
ネットショッピング後は、明細の反映に数日かかる場合があります。
ポイント利用をした場合は、ポイントを差し引いた金額が請求金額として表示されます。
そのため、ネットショッピングサイトでの購入履歴を確認する方が支出の把握漏れを防ぎやすいです。
③記入・計算ミスをしている
桁の書き間違いや計算ミスが原因で、家計簿の収支が合わないことがあります。
特に1か月分をまとめて計算すると、数字を見落としたり間違えたりしやすくなります。
対策方法
1週間おきに支出をまとめる
1か月分の食費や日用品をまとめて計算すると、計算ミスや桁の書き間違えが起こりやすくなります。
1週間単位で支出をまとめると、計算の項目が少なくなりミスを減らせます。
また、桁の間違いや入力漏れにも気づきやすくなります。
⑤ポイントを利用している
買い物でポイントを使うと、口座・財布の残高と支出が合わなくなる場合があります。
対策方法
ポイント利用分をどう扱うかを決める
口座や財布の残高と完全に合わせたい場合は、ポイント利用分を家計簿に記入しないのがシンプルな方法です。
しかし、当サイトではポイントも支出として記入することをおすすめしています。
理由は、貯金を増やす家計簿には、支出の正確な把握と無駄使いの改善・分析が不可欠だからです。
家計簿初心者でも安心!口座・財布の残高は毎月無理に確認しなくてOK


家計簿に慣れないうちは、レシート・給与明細・通帳・財布の小銭など確認項目が多いと管理が大変で、挫折の原因になりやすいです。
そこに「金額が合わない」というストレスが重なると、家計簿をつける作業自体が億劫になってしまいます。
収入 − 支出(固定費+変動費) − 積立金額 = 残金
これだけで十分です。
収入内で生活できているかを確認できれば、口座や財布の残高が多少前後しても問題ありません。
家計簿で毎月の収支を把握できていれば、口座や財布の残高の確認は年に1回でも十分です。
まとめ:家計簿で大切なのは「続けること」


家計簿の目的は数字を完璧に合わせることではなく、支出の傾向を把握し、改善していくことです。
継続することで、毎月の支出の平均や無駄使いのクセが見えてきます。
その傾向を改善・分析することで、自然とお金を貯める家計簿になります。
完璧を求めず、貯金を増やすためにも、まずは続けることを優先して家計簿と向き合いましょう。














コメント